Learn English From Movie Quote

『裏切りのサーカス/ Tinker Tailor Soldier Spy』(2011)
監督:トーマス・アルフレッドソン/Thomas Alfredson

 

本日は、傑作スパイ映画をご紹介いたします!昨年末に亡くなられた、スパイ小説の大御所ジョン・ル・カレの作品を原作に、トーマス・アルフレッドソンが監督。前作『ぼくのエリ 200歳の少女』で注目を集めたアルフレッドソンにとって、初の英語作品です。冷戦下のMI6とKGBの熾烈な情報戦を圧倒的な緊迫感と繊細さで描いています。出演は、ゲイリー・オールドマン、コリン・ファース、トム・ハーディ、ベネディクト・カンバーバッチ、マーク・ストロング、ジョン・ハートetc、と超豪華。素晴らしい映像を撮ったのは、私の最近のお気に入り、ホイテ・ヴァン・ホイテマ。もうたまりません。『ぼくのエリ』も非常に素晴らしかったので、注目していた監督なのですが、、その後『スノーマン』で大コケしてしまい…。ぜひ、汚名を返上してまた素晴らしい作品を撮っていただきたいものですね。

イギリス諜報機関「サーカス」のトップコントロールの台詞より。

 

 

I know that Moscow has planted a mole, and I know it is one of five men. 
(モスクワが“モグラ”を送り込んだことはわかっている。5人の中の誰かだ。)

 

plant
(スパイなどを)潜り込ませる/(爆弾、盗聴器などを)仕掛ける/(思想、疑念などを)植え付ける 等々
plantは「名詞=植物」、「動詞=植える」という意味でよく知られていると思いますが、他にも色んな使い方ができます!

例:The police planted a spy inside one of the biggest yakuza syndicates.
(警察は巨大なヤクザ組織にスパイを潜入させた。)

例:There must be a bugging device planted somewhere!
(どこかに盗聴器が仕掛けられているはずだ!)

 

mole
モグラ、スパイ
動物のモグラの意味ですが、スパイの隠語としても使われます。スパイの意味で広く使われるようになったのは、この映画の原作小説が始まりだそうですが、イギリスの情報機関で活動していた経験のある作者、ル・カレによると、ロシアの諜報機関などで使われていたそう。

例:A former CIA officer was arrested and charged for being the KGB mole.
(元CIAの職員が、KGBのスパイ容疑の疑いで逮捕された。)

 

 

Ayami

新宿校

 

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『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望/Star Wars:Episode IV A New Hope』(1977)
監督:ジョージ・ルーカス/George Lucas

 

本日は!満を持して!あの『スターウォーズ』シリーズからご紹介いたします!2019年のエピソード9で続3部作は完結となりましたが、今後もディズニーさんは映画、ドラマ、アニメなどでどんどんスターウォーズ作品を輩出していくようです。正直、続3部作はちょっとがっかりな部分も多かったですが、今後の作品には期待したいですね!オビワンに、ローグワンのアンド―に、ランドまで、、うーん、どのラインナップも気になります…。とりあえず、現在配信中のドラマシリーズ『マンダロリアン』もすごく面白いみたいだし…。これはDisney+チャンネル入らないとまずそうですね…。スターウォーズシリーズをまだご覧になっていない方は、とりあえずスターウォーズの原点、旧3部作(エピソード4、5、6)から見てみてください!

台詞はスターウォーズの記念すべき第1作目、エピソード4より。力を発揮したルークに、あれはまぐれだと言うハンソロに、オビワンが放った一言。

 

In my experience, there is no such thing as luck. 
(私の経験上、まぐれなんてものは存在しない)

 

in my experience
私の経験上

例:In my experience, this is the first time this has happened.

(私の経験上、こんなことが起きるのは初めてだ。)

例:The more money they have, the cheaper they are, in my experience.

(お金ある人ほどケチだよ、私の経験上。)

 

there is no such thing as~
~なんてものは存在しない

例:There is no such thing as zombies.
(ゾンビなんてものは存在しないよ)

例:There is no such thing as failure. There are only results.
(失敗なんていうものは存在しない。そこには結果があるだけだ)

 

 

Ayami

新宿校

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『暴力脱獄/Cool Hand Luke』(1967)
監督:スチュアート・ローゼンバーグ/Stuart Rosenberg

 

本日は少し古い映画からご紹介したいと思います。刑務所が舞台のこの映画。主人公ルークは戦争を経験した後、社会のシステムに馴染めず、つまらない罪で捕まってしまいました。『暴力脱獄』っていう、グロいB級映画のような謎の邦題がつけられていますが…、実際は素晴らしい社会は作品になっております。原題は『Cool Hand Luke』で、Cool Handというのはポーカーなどのゲームの「最高の手」を意味し、ポーカーなどで飄々と掛け金を積んでいくルークに、囚人達がつけたあだ名です。

台詞は、脱走を繰り返すルークに看守言い放った一言。

 

What we’ve got here is failure to communicate.
(ここにいるのは話の通じない奴だ)

 

 

what we/I have got here
ここにあるのは
上の台詞の文では、「what we’ve got here」までが関係代名詞what を使用した名詞句として主語になっています。what we/I have got hereは今、自分が手にしているもの、その場にあるものを誰かに見せたり、紹介したりする時などによく使います。

例:Look what I’ve got here!
(ねえ、みてみて!)

また、getという単語は文脈によって様々な意味になるので注意しましょう。

例:I just got here.
(今着いたとこ)

failure to~
(~するのが)できないこと、(~するのを)怠ること
台詞はルークの事を指していますが、直訳すると「ここにあるのはコミュニケーションの失敗だ」といった感じで、とても面白い表現になっています。

例:Her failure to understand the situation is a problem for her co-workers.
(彼女の状況把握能力の低さは同僚たちの悩みの種だ)

人を主語にするときは、以下のように使います。

例:I was a failure in business.
(実業家としては自分は失敗した)

 

 

Ayami

新宿校

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『ボーダーライン/Sicario』(2015)
監督:ドゥニ・ヴィルヌーブ /Denis Villeneuve

 

 

本日ご紹介するのは、カナダ人監督ドゥニ・ヴィルヌーブの傑作サスペンスアクション『ボーダーライン』です。アメリカとメキシコの国境で起こる麻薬戦争を描いた本作は、数々の賞にノミネートされ、非常に高い評価を得ました。圧倒的なリアリティと緊迫感で、その重苦しい現実と負の連鎖が描かれます。撮影は私の大好きなロジャー・ディーキンス、素晴らしい音楽を作ったのはヨハン・ヨハンソン(2018年に急逝されました。非常に残念です)。脚本のテイラー・シェンダリンは、監督としても『ウインド・リバー』というこれまた素晴らしい作品を作っています。そして監督のドゥニ・ヴィルヌーブはその後も『メッセージ』『ブレードランナー2049』などの良作を輩出し続け、ハリウッドでその名を確固たるものにしています。今年公開予定の『デューン 砂の惑星』も楽しみですね!

セリフは、なんの説明もないまま麻薬カルテル殲滅作戦に加わる事になったFBI捜査官ケイトに、作戦を率いる謎のコロンビア人アレハンドロが放ったひと言。

 

 

Nothing will make sense to your American ears.
(アメリカ人には全てが理解不能だろう。)

 

make sense (to~)
(~には)理解できる、理にかなっている、筋が通っている

例:That makes sense.
(なるほど)

例:That doesn’t make sense to me.
(それは私には理解できない)

例:You are not making any sense.
(君の言ってることはわけがわからない)

 

 

Ayami

新宿校

 

Photos from staff and teachers

Taking photos with a film camera is a pain. You have to load and unload films every 36  photos (or even less!). You have to adjust all settings manually such as aperture, shutter speed and focus, so you might miss a moment. You never know how your photos turned out until you develop and print them. You can’t delete ugly ones, and every single shot costs. But that’s the beauty of it.

Ayami

 

Photos from staff and teachers

Tabitha

Photos from staff and teachers

Here’s me and my brother Casey in a park across the street from the Full House house in San Francisco.

Kelly

Photos from staff and teachers.

Mark 

Rainy days and outdoor yoga

Recently it’s become colder and it often rains. ☔🌧
I feel nostalgic because it reminds me of Seattle. I loved to do yoga outside, especially on rainy days.

(私は懐かしい気持ちになる)


Do you think rainy days are relaxing?

Tabby

新宿校

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『ソーシャル・ネットワーク/The Social Network』(2010)
監督:デヴィッド・フィンチャー /David Fincher

本日は、私がデヴィッド・フィンチャー作品の中で一番好きな『ソーシャル・ネットワーク』からご紹介いたします!Facebook創設者マーク・ザッカーバーグの話です。実話を基にはしていますが、かなり脚色されているので、実際のマーク・ザッカーバーグはどうとか、事実と違うとかそういう話は一旦さておき…、めちゃくちゃ感動しました!これ、俳優も映像も編集も音楽も、全てが素晴らしいんですが、個人的にこの映画最大の魅力は台詞だと思っています。スタイリッシュで洗練された会話のやりとり、その歌うようなリズムが、キャラクターの人物像やシーンの情景を、非常に的確に表現しています。すでに一度鑑賞済みの方や中級以上の方は、ぜひ、台詞に注目しながら、英語字幕での鑑賞をおススメします!ちなみに、脚本のアローン・ソーキンは脚本家として高い評価を受けていますが、最近では自身で監督も務めています (『モリーズ・ゲーム』『シカゴ7裁判』)。

台詞はマークの担当弁護士がマークに放ったひと言。私が大好きな台詞です。

 

 

You are not an asshole Mark…you are just trying so hard to be.
(あなたは最低な人間なんじゃなくて、必死にそうなろうとしてるだけ)

 

try so hard (to~動詞の原形)
一生懸命努力する(~しようと一生懸命努力する)

例:I’m trying so hard to lose weight.
(頑張って瘦せようとしてるんだ)

例:You don’t have to try so hard.
(そんなに頑張らなくてもいいんだよ)

Ayami

 

新宿校